そうだ、ラーメン食べよう

もちろんでぶ

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ネタがない(というか考えてる暇がなかった)ので、最近言ったラーメン屋の紹介とかしておきます。細かい味のレビューとかめんどいのでしません。

 

・横浜ラーメン 花笠家

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一番よく行くラーメン屋さんです。武蔵家から独立して立ち上げたお店らしいです。家系ラーメンを食べたい方はぜひ。お店の公式ツイッターのフォロワーだと日替わりの無料トッピングがついてくるのがうれしいです。ライスも無料なのでよいですね。

 

・さっぽろらーめん羅偉伝

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名前の通り味噌ラーメンです。もともと別のラーメン屋さんがあった場所に気づいたら入っていた新しいお店。おいしいです。

 

・立川マシマシ

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立川にあるウインズの目の前にらーめんたま館というところがあって、そこに入っている二郎系のお店です。大学時代からちょくちょく行っているのですが、たま館でそのころから残ってるお店ここだけですね。僕は中ラーメンにネギトッピングするのが好きです。

 

・煮干しらーめん青樹

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めっちゃしっかり煮干しです。その分癖があるので好みは分かれるかも。銭湯が近くにあるので銭湯でさっぱりしてから食べに行くのもいいですね。僕はそうしました。

 

・甘蘭牛肉麺 東京飯田橋

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牛肉麺のお店です。おいしいです。パクチーのトッピングを普通でお願いしたら思ったよりパクチーがたくさん乗っててびっくりしました。副業で飯田橋まで呼びつけられてちょっとイラついていましたがこれ食べられたのでチャラです。安い男ですね。

 

 

 

・最後に

これだけラーメン食べてたらもちろんデブになります。なりました。運動しましょうね。

Hallの結婚定理(2)

ようやく本題に入ります。次のステートメントの内容を証明します。

定理5(Hallの結婚定理) A_i \subseteq S (0\leq i \leq n - 1)をとる。m_i = |A_i|とし、m_0 \leq m_1\leq \cdots \leq m_{n - 1}を仮定し、A_0,A_1,A_2,\ldots ,A_{n - 1}がHall条件を満たすならばN(A_0,A_1,\ldots,A_{n - 1}) \geq F_n(m_0,m_1,\ldots,m_{n - 1})





(証明) nに関する帰納法で示す。n = 1のときは自明。

n \geq 2のとき、次の二つの場合に分けて考える。





(1)臨界ブロックがない場合

 a \in A_0を任意に1つ選んで、各A_i (1 \leq i \leq n - 1)からaを除いて得られる集合をA_i (a)とおく。A_0,A_1,\ldots,A_{n - 1}はHall条件を満たしかつ臨界ブロックが存在しないため、どのk個を選んでもそのk個の集合の和集合の要素数k + 1以上。ゆえにA_0,A_1 (a),A_2 (a),\ldots,A_{n - 1} (a)もHall条件を満たす。

したがって帰納法の仮定と補題から

\begin{align}

N(A_0,A_1,\ldots,A_{n - 1}) &\geq \sum_{a \in A_0} f_{n - 1} (|A_1(a)|,|A_2(a)|,\ldots,|A_{n - 1}(a)|) \\
&\geq \sum_{a \in A_0} f_{n - 1}(m_1 - 1,\ldots,m_{n - 1} - 1) \\
&= m_0 f_{n - 1}(m_1 - 1,\ldots,m_{n - 1} - 1) \\
&= m_0\sum_{i = 0}^{n - 2}(m_{i + 1} - 1 - i)_{*} \\
&= (m_0 - 0) \sum_{i = 1}^{n - 1}(m_{i} - i)_{*} \\
&= F_n(m_0,m_1,\ldots,m_{n - 1}) 

\end{align}
となってこの場合では示された。

(2)臨界ブロック \{A_{v_0},A_{v_1},\ldots,A_{v_{k - 1}}\} (v_0 < v_1 < \ldots < v_{k - 1} ,0 < k < n)が存在する場合
A_{v_0}, A_{v_1} ,\cdots, A_{v_{k -1}}以外の集合をA_{\mu_0},A_{\mu_1},\cdots,A_{\mu_{l - 1}}とおく。k + l = nである。
0 \leq i \leq l - 1に対してA_{\mu_i}からB = \cup_{i = 0}^{k - 1} A_{v_i}の要素をすべて除いて得られる集合をA\prime _{\mu_i}とする。
\{A_{v_0},A_{v_1},\ldots,A_{v_{k - 1}}\}\{A\prime _{\mu_0}, A\prime_{\mu_1},\ldots,A\prime_{\mu_{l - 1}}\}はHall条件を満たしている。
また、\{A_{v_0},A_{v_1},\ldots,A_{v_{k - 1}}\}\{A\prime _{\mu_0}, A\prime_{\mu_1},\ldots,A\prime_{\mu_{l - 1}}\}の個別代表系は互いに排反である。

したがって
 \begin{align} N(A_0,A_1,\ldots,A_{n - 1}) &= N(A_{v_0},A_{v_1},\ldots,A_{v_{k - 1}})N(A\prime _{\mu_0},A\prime _{\mu_1},\ldots,A\prime _{\mu_{l - 1}}) \\
&\geq f_k(m_{v_0},m_{v_1},\ldots,m_{v_{k -1}}) f_l (|A\prime _{\mu_0}|,|A\prime _{\mu_1}|,\ldots,|A\prime _{\mu_{l - 1}}|) \\
&\geq f_k(m_{v_0},m_{v_1},\ldots,m_{v_{k - 1}}) f_l(m_{\mu_0} - k,m_{\mu_1} - k ,\ldots,m_{\mu_{l - 1}}) \\
&\geq f_k(m_0,m_1,\ldots,m_{k - 1})f_l(m_{\mu_0} - k,m_{\mu_1} - k,\ldots,m_{\mu_{l - 1}} - k) \\
\end{align}

ここで m_{v_{k - 1}} \leq |B| = kであり、k \leq r \leq v_{k - 1}のときm_r \leq m_{v_{k - 1}}であるから
m_r - r \leq m_{v_{k - 1}} - r \leq 0となって、(m_r - r)_{*} = 1となる。

また、\mu_i \leq v_{k - 1}のときm_{\mu_i} \leq m_{v_{k - 1}}なのでm_{\mu_i} - k \leq m_{v_{k - 1}} - k \leq 0
したがって(m_{\mu_i} - k - i)_{*} = 1となる。

ゆえに
\begin{align}
f_k(m_0,m_1,\ldots,m_{k - 1}) &= \prod_{0 \leq i \leq k - 1} (m_i - i)_{*} \\
&= \prod_{0 \leq i \leq v_{k - 1}}(m_i - i)_{*}
\end{align}
同様にして
\begin{align}
f_l(m_{\mu_0} - k,m_{\mu_1} - k, \ldots,m_{\mu_{l - 1} - k}) = \prod_{v_{k - 1} < j < n} (m_j - j)_{*}
\end{align}

したがってf_k(m_0,m_1,\ldots,m_{k - 1})f_l(m_{\mu_0} - k ,m_{\mu_1} - k ,\ldots, m_{\mu_{l - 1}} - k) = F_n(m_0,m_1,\ldots,m_{n - 1})であって、この場合でも示された。

Hallの結婚定理(1)


 この記事ではHallの結婚定理の証明のうち、個別代表系(SDR)というものを用いた証明を扱います。

まず、Hallの結婚定理のステートメントを確認します。

Hallの結婚定理  X,Yを部集合とする二部グラフGにおいて、XからYへの完全マッチングが存在するための必要十分条件は、任意の A \subseteq Xに対して

 |\Gamma(A)| \geq |A| が成り立つことである。




頂点a について\Gamma(a)aに隣接する頂点の個数を指し、集合Xについて |X|\sum_{a \in A} \Gamma(a)を意味します。

今回はこちらのステートメントではなく、これと同値になる定理を示すことにします。

定理を紹介する前に導入すべき定義と、いくつか示しておくべきことがあるので、それを証明します。




定義1(Hall条件) Sを有限集合、 A_0,A_1,A_2,\ldots,A_{n - 1}をSの部分集合とする。任意の自然数k\leq nについてあるk個のA_{i_0},A_{i_1},\ldots,A_{i_{k - 1}}の和集合の要素数が少なくともk個であるとき、A_0,A_1,A_2,\ldots,A_{n - 1}はHall条件を満たすという。




定義2(臨界ブロック) 定義1と同じ条件のもと、あるk個の集合A_{i_0},A_{i_1},\ldots,A_{i_{k - 1}}であるとき、\{A_{i_0},A_{i_1},\ldots,A_{i_{k - 1}}\}を臨界ブロックという。




定義3(個別代表系) 集合A_i (0\leq i\leq n - 1)から要素a_iを一つずつ選ぶ。これらがすべて相異なるとき、a_0,a_1,\ldots,a_{n - 1}A_0,A_1,\ldots,A_{n - 1}の個別代表系(System of Distinct Representive, SDR)という。




以下、非減少整数列m_0,m_1,\ldots,m_{n - 1}に対して関数

F_n(m_0,m_1,\ldots,m_{n - 1}) = \prod_{i = 0}^{n - 1} (m_i - i)_{*}

を定義します。ただし(a)_{*} = max\{1,a\}とします。

また、\{m_i = |A_i|\}を非減少であるとします。




補題4 整数n \geq 1に対して写像 f_n : \mathbb{Z}^n \rightarrow \mathbb{N}

f_n(a_0,a_1,\ldots,a_{n -1}) = F_n(m_0,m_1,\ldots,m_{n -1})

で定める。ただし、m_0,m_1,\ldots,m_{n -1}a_0,a_1,\ldots a_{n -1}の順序交換で定められる非減少列とする。このときf_nは各a_iの非減少関数となる。




(証明)

f_n(a_0,a_1,\ldots,a_i,\ldots,a_{n - 1}) \leq f_n(a_0,a_1,\ldots,a_i + 1,\ldots,a_{n + 1})であることを示せばよい。

kを(m_k = a_iかつk = n - 1)または(m_k \lt m_{k + 1})を満たすindexとする。このとき、(a_0,a_1,\ldots,a_i + 1,\ldots,a_{n - 1})(m_0,m_1,\ldots,mi +1,\ldots,m_{n - 1})で与えられる。

ゆえに定義からF_n(m_1,\ldots,m_k,\ldots,m_{n - 1})\leq F_n(m_1,\ldots,m_k + 1,\ldots,m_{n - 1})である。


ここで、A_0,A_1,\ldots,A_{n - 1}の個別代表系の総数をN(A_0,a_1,\ldots,A_{n -1})とおく。


続きです。
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